2012/5/18 金曜日

Greven J Herringbone リペア(3)

Filed under: ギターリペア — 工房マスター @ 19:07

ここ数日をかけて行っているリペア・メニューです。

まずトップ板打痕跡リペアです。3箇所の打痕跡がありましたが、ほとんど目立たなくすることが出来ました。

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次にブリッジプレートリペアです。大きく広がったブリッジピン穴にプラグを埋木しました。

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ペグ交換も行いました。新しいペグはGOTOHのマグナム・ロック・タイプです。

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そしてブリッジのサドル溝をエボニー材で埋木しました。

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今日もカラッとした暖かい一日でした。来週はいよいよ金環食です・・・ドキドキ :)
 

 

 

 

2012/5/17 木曜日

庭の草花

Filed under: 徒然日記 — 工房マスター @ 17:55

初夏の陽気の中で、庭の草花がとても元気です :-P
 

 

↑ アジサイの花がとても綺麗に咲きました。



↑ とても甘いイチゴが実りました。



↑ ブルーベリーの実を野鳥も狙っているのかなぁ :roll:


↑ 今年はゴーヤーはプランターに植えました。もう少し大きくなってツルが伸びてきたら、グリーンカーテンを作ろうと思っています。



↑ 少し暑そうな愛犬です。これからつらい時期になるけど、一緒に乗り越えようね:!:

 

 

2012/5/16 水曜日

Morgan DL-LW リペア

Filed under: ギターリペア — 工房マスター @ 18:18

M.K.さん(兵庫県)の3本目のギターはMorgan DL-LWです。フレット交換、弦周りのTUSQ化、およびサイド割れリペアを行います。



今日はフレット交換とサイド割れリペアを行いました。

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サイド割れはマホガニ・パッチ材をマグネット・クランプして固定しました。

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下は今日の作業の様子です。

【ナット取り外し】


【フレット抜き取り】


【フレットプレス】


【フレット端整形】


 

 

 

2012/5/15 火曜日

Martin OOOC-42 リペア(1)

Filed under: ギターリペア — 工房マスター @ 18:07

M.K.さん(兵庫県)の2本目のギターはMartin OOOC-42 中川イサト Signature Modelです。比較的新しいギターですが、ネック元起きが見られますので、ネックリセットを含むトータルリペアを行います。



今日はネック取り外しを行いました。

まず15フレット溝下にあるネックポケットへのアクセスホールを空けた後、ラバーヒーターでフィンガーボードを暖め、ボディから分離しました。

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さらに蒸気をネックポケットへ送り込んで、ネック取り外しを行いました。このギターのネックジョイント・シムは黒い厚紙でした(下の動画で確認できます)。

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ネックジョイント部に残ったグルー(接着剤)をクリーニングして取り外し完了です。

  

このまま数日間ジョイント部を乾燥させます。

 

下は今日の作業の様子です。

【アクセスホール空け】


【フィンガーボード分離】


【ネック取り外し】


【ジョイント部クリーニング】


【ナット取り外し】


 

 

 

 

 

 

2012/5/14 月曜日

リペア後のギターを受け取られていただいた暖かいメッセージ

Filed under: お客様の声 — 工房マスター @ 19:03

北海道にお住まいのK.M.さんから、リペア後のMartin D-28SQTakamine PSF-48Cを受け取られて、とても暖かいメッセージが届きました。

 

樋口様
昨日無事受け取りました。丁寧に梱包していただきありがとうございました。

早速、D28を取り出し、チューニングしたところ、自分の感覚的なものですが、弦を張って行く過程で、各弦のテンションが柔らかく柔軟になったように感じました。
弾いてみると音の違いに驚かされました…
20年前、中学時代に購入したヤマハのギターを使っていた私は、職場の先輩が貸してくれたD28の音に魅せられ、先輩に無理を言って、譲って貰ったのが、このギターでした。

当時28は、ギターに興味のない妻がその音色に振り返るくらいの音色でした。それがいつしか音が平坦というか…もわっとした音に感じ、自分が齢を取って贅沢になり、感動や感謝の気持ちがなくなったのか、あるいはギターに問題があるのかと思い、それを確認するためオデッセイの門を叩きました。

結果は驚きでした…各弦の音が立ち、はっきりとして、もあっと感は全くなく、アルペジオを弾いていてもトップ板が振動していることがはっきりとわかり、生まれ変わった28に、思わず凄い凄いを連発してしまいました。

ブリッジを脱着してもらったにも関わらず、傷ひとつ、接着剤の漏れひとつなく、リベアしていること自体わからない…樋口様の匠に感謝!!です。

サドルとナットを作成して頂きましたが、これも是非、樋口様に製作していただきたいと決めていた箇所です。その弾きやすさは、別なギターを演奏しているような感覚です。
指押は勿論、最初に感じた弦に余裕があるというか柔らかい、SQの太いネックが気にならず、演奏が楽になった感じがします。

更にトップ割れ二箇所を抱えていたタカミネでしたが、ここも丁重に直していただきました。サウンドホール上の割れは、ギターを叩くとトップ板が完全に割れていることが感覚的に判る状態でしたが、再びガチッとした状態に…そしてサドルとナット…プロが作るとサドルもナットもこんなに小さくなるものなんですね…そして演奏して驚きました、もともと弾きやすいギターでしたが、指に張り付くような操作性で、かつ、各弦の音がクリアーになり、カリッとして、生音も一回り大きくなったような印象を受けました。

このギターは本当に弦が良く切れていたのですが、28同様、弦を張っていて、弦が柔らかいレベルでチューニングができるような不思議な感覚があり、今後は、弦も切れないような、そんな印象を覚えました。…理由は全くわかりません…

また、樋口様が製作してくれたコードは、以前、周辺楽器店に持ち込んでも、出来ないと言われたものでした。製作して頂いたコードは完璧で、自分にとってかけがえのないものになります、本当にありがとうございました。

この2台のギターは、妻と結婚してから共に歩み、これからも自分の人生の終着駅まで一緒に歩く相棒です。今回思い切って樋口様にリベアして頂き、本当に良かったと思っています。リベア方針を決定する間のメールのやりとりも、迅速、かつ、丁重で、その内容も解りやすく、樋口様は本当にギターが好きなんだなぁ?と実感し、メールをしていて、自分の友人と話しているように感じました。

リベアして頂いたギターは、大事に使いたいと思います。お金を貯めて、もう一台のJ45のリベアをお願いしたいというのが今後の目標でしょうか…

樋口様、魔法はかかっておりました、リベア、3年待った甲斐があった…というものです。
音に不満を感じ、いつしか使わなくなった28、こいつを弾き込むのが日課になりそうです。

ありがとうございました…遠い北海道より、樋口様のご健康とますますのご活躍、震災材での楽器製作の成功を祈念しております。

 

K.M.さん、早速の暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。

リペア後のギターの大変詳細なご感想をお聞かせいただけて、とても嬉しい気持ちで一杯です。

リペア前の試奏の印象はMartin D-28の「もの悲しい音色」とTakamine PSF-48Cの牛骨素材特有の「ぼや~っとした音色」でしたが、リペア後はK.M.さんの仰るとおり、本来の音色を取り戻してくれました。
特にD-28はブリッジ周辺状態の改善によって高音域から低音域まで心地よい音色を奏でてくれるようになりました。

これからも奥様とギターと一緒に素晴らしいギターライフをお送りください。

この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 

Greven J Herringbone リペア(2)

Filed under: ギターリペア — 工房マスター @ 18:43

ネックとボディの再接合です。

ネックとボディの直線性および取り付け角度を確認しながらネックヒール部を調整していきます。

 

接合部分周囲をマスキングテープで保護した後、湯煎したニカワを塗ってクランプし、溢れたニカワを拭き取り、マスキングテープを剥がしました。このまま固着を待ちましょう。

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下は今日の作業の様子です。

【ネックヒール部調整】


【ネック直線性、取り付け角度確認】


【ネック・ボディ再接合】


 

 

2012/5/13 日曜日

孫娘一歳!

Filed under: 徒然日記 — 工房マスター @ 21:38

今日はお昼ご飯に息子宅へ行って、孫娘の一歳誕生パーティをしました。

 

どんな娘さんになるのかなぁ、と楽しみです :-P
結婚式の時は息子も泣くのかなぁ(笑)

2012/5/12 土曜日

ひめじクラフト・アートフェア

Filed under: 徒然日記 — 工房マスター @ 18:56

青空の下、午後から姫路にドライブをしてきました。

姫路城の北隣にある姫路シロトピア記念公園で開催されているひめじクラフト・アートフェアに行ってきました。この展示会は木工、陶芸、皮革、ガラスなどのあらゆる工芸工房が作品を出展する展示会です。今年は12回目の開催となり、142のブースで個性的な作品が展示・販売されていました。

 

↑ 平成の大修理中の姫路城を南側に臨む広いオープン・スペースです。

 

↑ 会場到着後、お腹がすいていたので、まず腹ごしらえ、ということで併設されているお店でサンドイッチをかぶりつきました :-P
 

  

  

↑ 思わず見入ってしまう作品の数々 :!:
 

 

↑ ミニチュアの自転車とトイレ :idea: 自転車はハンドルも車輪も回ります。



↑ なんと :!: ギターのトップ板を使ったカホンです :!:
 



↑ WoodTopの乾さんと久しぶりの再会をしました :-D
 

 

↑ アーティストである、乾さんの息子さんたちも出展されており、Guitarという作品を購入させていただきました。



↑ 姫路城のお堀での記念撮影です。天気に恵まれて本当に素晴らしい午後を過ごさせていただきました。

 

↑ 帰宅後の工房部屋です。新しい仲間が増えました(左が乾さんJuniorのGuitar、右がギターを弾くミニ・フクロウです)。

 

36年前、姫路のこのあたりをウロウロしていたアベック(アベックという言葉はもう死語のようです)が、違う形で(中年カップルとして)またウロウロ出来ることに感謝!感謝!です。当時の私たち夫婦には想像も出来なかったことで、不思議な、ありがたいご縁をを感じる午後でした :)
 

 

 

 

2012/5/11 金曜日

Greven J Herringbone リペア(1)

Filed under: ギターリペア — 工房マスター @ 18:37

兵庫県にお住まいのM.K.さんからGreven J Herringbone、Morgan DL-LW、Martin OOOC-42のリペアご依頼をいただきました。

  

今日はGreven J Herringboneリペアの一日目で、ネックリセット前半工程である、ネック取り外しを行いました。

ネックリセットはネック元起き状態のギターへの処方なのですが、このギターはネック・ヒール部がボディから完全に浮いており、弦を張れない状態ですので、ネック脱着を行うことにしました。

 

  

上の3枚の写真はネック取り外し前のネックヒール部の様子です。ヒール部がボディ・サイドから浮いていることがわかります。

通常、ネック取り外しにはネックポケットには高音蒸気を送り込む手法を用いますが、今回はネックがボディから完全に離れているので、同手法は用いずに、フィンガーボードをボディから分離することだけでネックを取り外すことが出来ました。

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ネックヒール部が何故このように完全に浮いてるのか不思議だったのですが、ネックを取り外してみて、そのジョイント部を見て理由がわかりました。
ネックジョイント部の隙間には堅めの木材を薄く切ってシムとして使用するのですが、このギターには厚紙が挟まれていました(下の2枚の写真)。

 

 

厚紙を削り取り、ネックジョイント部をクリーニングして、今日の作業を終えました。

  

今回は蒸気を使用していないので乾燥期間を設ける必要がなく、次は接合工程に移ります。

 

下は今日の作業の様子です。

 

【ナット取り外し】


【フレット抜き取り】


 

 

 

 

 

 

2012/5/10 木曜日

10周年ベストアルバム

Filed under: 徒然日記 — 工房マスター @ 18:56

押尾コータローさんの10周年記念ベストアルバムが届きました。



これまでの軌跡をたどるような選曲と再レコーディングされている演奏を聴いていると、徐々にいぶし銀のような「しぶさ」が加わってきているなぁ、と感じました。

7月の大阪のライブがとても楽しみです :-P
 

 

 

 

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